「追い上げ」とは、ルーレットで使われる「マーチンゲール」をはじめ「ココモ式」、「モンテカルロ法」、主に競馬で用いられる「馬法の方程式」、「新馬法の方程式」・・・などの手法を用いた投資方法を総称する呼び名のことです。 わかりやすいように「マーチンゲール」を例にとって説明すると、倍々法で勝つまで勝負し続ける。 これが「マーチンゲール」です。 で、ルーレットには「赤」と「黒」の2色があり、また、数字が振られてて「奇数」と「偶数」があるってこともご存知かと思います。 そして、この手法は、オッズが2.0倍以上あるときに使えます。 例えば・・・ 1回目「黒」に賭け金1,000円 ⇒ 結果は「ハズレ」 すると、 2回目「黒」に賭け金2,000円 ⇒ 結果は「ハズレ」 そして、 3回目「黒」に賭け金4,000円 ⇒ 結果は「ハズレ」 で、 4回目「黒」に賭け金8,000円 ⇒ 結果は「当たり」 この時のオッズが2.0倍だった場合、8,000×2.0-15,000=1,000円の利益確定。 当たったらまた最初っから、 1回目「黒」に賭け金1,000円 ⇒ 結果は「ハズレ」 2回目「黒」に賭け金2,000円 ⇒ 結果は「ハズレ」 ・ ・ ・ ・ といった具合に、「当たり」が出るまで一方に賭け金を倍々にしていくというものです。 簡単にいうと、これが「マーチンゲール」です。 ちなみに、マーチンゲールは非常にリスキーな投資手法ですので、私は殆どやりません^^ これは、随分昔からある方法で、これが基となり色々な手法が派生してくるわけですが、一般的には、どんどんどんどん賭け金を増やし追い上げていくさまから「追い上げ」と呼ばれているのです。 で、一言で「追い上げ」と言いましても賛否両論、様々あるかと思いますが、実際にギャンブルで稼いでいる人の多くが使っているのもまた事実です。 それでは、ここらで「追い上げ」についてより理解を深める為に、その「メリット」と「デメリット」を具体的に挙げていきます。 ●「追い上げ」による投資のメリット● ・一定のパターン買いで機械的にやれる(⇒無駄に悩む必要がない)ため、比較的誰でも取り組める(⇒ルールさえ押さえれば、初心者でも実践可能) ・負けた金額を取り戻しつつも、更なる利益を上乗せできる(⇒的中時の回収率が基本100%以上となる) ・計算することで「上乗せする利益や回収率」を好きなように調整できる(⇒高確率で利益を増やせる) ・基本的な原理を他のギャンブルや分野にも応用できる(⇒オッズを伴う公営競技はもちろん、金融商品などにも応用可) ×「追い上げ」による投資のデメリット× ・ある程度の軍資金が必要となる(⇒軍資金を貯める必要がある) ・資金配分や多少の計算が伴う(⇒計算機を準備する必要がある) ・上記2点、「軍資金」と「資金配分」との均衡(=バランス)が崩れた場合、一瞬にして資金の大半を失う危険性がある(⇒俗に言う「パンク」) ・1回目、2回目・・・と回を重ねるごとに次第に賭け金が大きくなるため、慣れないうちは投資によるストレスを感じることがある(⇒恐怖に感じることすらある) ・投資の性質上、リスク(賭け金)が高い割りに、リターン(利益)が比較的小さい傾向がある(⇒一般的にハイリスク・ローリターンと言われがち) ・・・とまあ、こんなところでしょうか? 上記「メリット」「デメリット」のそれぞれをどう捉えるかはあなた次第です。 「なんか危険な香りがする一方で、案外使える手法なんじゃないの?」 ・・・と思われたあなた、そのとおりです。大変使える手法です。 しかしながら、どんな投資でもそうですが、当然のようにリスクが伴います。 このことは避けて通れない事実です。 しかし、リスクヘッジさえしっかりとできていれば、特段、恐る必要は無いのです。 ごく基本的なリスクヘッジができていないがために、上で挙げたような痛い経験をされてしまう・・・ 残念なことに、この傾向は「追い上げ」に取り組む多くの方に見られます。 そうなると、必然的に「追い上げ=悪しきもの」といったレッテルが貼られてしまい、歪んだ常識が世の中のスタンダードになってしまうのです。 私もかつて資金を飛ばしてしまいパンクしたという苦い経験があります。 しかも一度ではなく何度も。 投資方法をあれこれ模索していた頃の話ですがね。 それでも、自信を持って言い切れます。 「追い上げ」は非常に素晴らしい投資手法です! このチャンスを決して逃すことがありませんように・・・ |